埼玉県さいたま市の県立歴史と民俗の博物館では12月2日まで、
特別展「ダムと変わる!私たちのくらし」が開かれています。
ダムの役割やダムに沈んだ地域の暮らしぶりのほか、
実施してきた水害対策や河川との関わり方などを紹介しています。
会場では、当時の写真や堤防工事のようすが描かれた額など約200点を展示。
利害関係によって200年以上も論争が続いた熊谷市の堤防「中条堤(ちゅうじょうてい)」の資料は、治水の難しさを伝えています。
1783(天明3)年には浅間山(群馬県と長野県境)が大噴火。
降灰や軽石は利根川の河床を上昇させ、堤防からあふれた泥流は
埼玉県の北部から東部にかけて農作物にも影響を与えました。
この時の絵図なども展示されていて、被害の大きさを感じ取ることができます。
会場では小学生以下の子どもを対象に、場内にあるクイズラリーに参加すると
特別展オリジナルのダムカードを配布しています。
「子どもだけか…」と思ったダムカードコレクターの皆さま、ご安心ください!
特別展の図録(税込み700円)を購入すればカードがもらえます!
(予定数に達し次第終了。)
また、ミュージアムショップでは特別展の期間中、
ごはんをダム、カレールーを溜めた水に見たてた「ダムカレー」(税込み700円)が登場しています。
学んで、食べて、カードもゲットしちゃいましょう!
◇特別展「ダムと変わる!私たちのくらし」
午前9時~午後4時半(観覧受付は同4時)まで。月曜休館。
観覧料一般600円、高校生・学生300円。
問い合わせは、県立歴史と民俗の博物館(電話048-645-8171)へ。
埼玉をこよなく愛する、埼玉専門の覆面フリーライター。実は生まれ育ちは東京。
愛車の原付バイクで県内をくまなく回り、埼玉のニッチな魅力を日々発掘!
テレビ出演多数。
著書【埼玉のアナ 東上沿線 和光-川越編】。