去年10月に陸上養殖を行うため、ヒラメを受け入れた春日部市立江戸川小中学校の5年生の児童たち。
半年間、ヒラメを飼育し、成長を記録してきました。
そして、成長したヒラメの今後についても考えてきました…。
3月19日。この日は、児童たちが大切に育ててきたヒラメを「食べる」か、それとも「食べない」かを議論しました。
自分だけでなく、これまでを見守ってくれた家族にも、意見を募り、それぞれがみんなの前で発表しました。
「ヒラメに長生きしてほしい」
「食べる方が命の大切さを理解できる」
児童たちは、活発に意見交換していました。
そして、児童たちが最後に出した結論は…。
いよいよ、みんなでヒラメを食べる日がやってきました。
これまでも、児童たちと一緒にヒラメの成長を見守ってくれた「NPO日本養殖振興会」の代表理事で、元料理人の齊藤浩一さんが児童たちの目の前で、ヒラメをさばいていきます。
半年間、大切に育ててきたヒラメの命をいただく瞬間を目の前にして、
目を覆ってしまう児童の姿も…。
これまでの思い出がよみがえります。
児童たちがさまざまな感情を抱くなか、
さばかれたヒラメを、みんなでおいしくいただきます!
この日は、ヒラメ本来の味を楽しんでもらおうと、しゃぶしゃぶが用意されました。
児童たちは、自分たちが育てたヒラメのおいしさに舌鼓をうっていました。
『養殖技術について』
『生きものを育てることの難しさや大変さ』
『大切に育てた魚を食べるということ』
『命をいただくことの意味』
この半年間、児童たちはプロジェクトを通して、多くのことを学びました。