レポート
2023.12.22

そうだ…行こう。

埼玉県北部で生まれ育った。

家の近くには荒川が、母校の近くには利根川が流れ…川は身近な風景だけれど、海は…残念。

幼い頃から、「あーあ、川じゃなくて海の近くに住みたかったのに」と何度思ったことか。

それにはちょっとした理由がある。

幼い頃、周りの大人たちからもらったプレゼント。 小瓶に入った星の砂、きらきらと光る宝石みたいなシーグラス、花びらのような桜貝。

そういえば、私にプレゼントをくれた大人たちは、どこの地域に行ったかでなく、「海」のお土産であることを強調していたように思う。

知らない海に夢を膨らませていた私も小学生に。

修学旅行で、江ノ島で見た海は、私の記憶で一番古い海だ。 もちろん素晴らしい景色だが、何よりも「海が本当に目の前にある」ことに感動した。

時は流れ、私も社会人に。 毎日忙しく仕事に終われる日々。 ある日ふと思った。「そうだ、海いこう。」 熊谷から電車で簡単に行ける横浜。

 

(上写真は、お気に入りの水城公園【行田市】)

横浜みなとみらい

私の目的は「ただ海を眺める」それだけだ。 みなとみらい地区へ行き、眺めた広い海。

ただ眺めただけなのに、なぜか元気が出た。

 

荒川も利根川も

  1. 荒川の流れ 長瀞
  2. 遠くに荒川を望む 熊谷桜堤

ぼんやり眺めながら、またふと思った。

「荒川も利根川も、海につながってるよね…」 当たり前のことを忘れていた。 いや、忘れていたわけではないけれど。 川がなければ海はないじゃない? ものすごく大事だ、川。

さすがにコロナ禍は海を見に行けなかったが、荒川と利根川のおかげで救われた。 「そうだ、川いこう」と、近所の荒川をよく眺めに行った。

海だけじゃなくて、よくよく川を眺めても、なぜか元気が出た。

今年もあとわずかで終わるが、来年もただ川を、もちろん海も眺めに行きたい。

穏やかな日の川や海のように、きらきら、ゆったり、そんな新年となりますように。

レポーター紹介

齋藤裕子

FMクマガヤパーソナリティ
ちちてつ応援コンシェルジュ

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