レポート
2025.03.03

海なし県で暮らす子どもたちに漁業の出前授業

海がない埼玉県で暮らす子どもたちに教科書では学べない海の様子などを伝えたいと、新座市の小学校で直接、魚に触れながら漁業を学ぶ出前授業が開かれました。

 

新座市の小学生 大分の漁業を学ぶ

新座市立八石小学校の出前授業で講師を務めたのは、大分県臼杵市などで子どもたちに水産業を伝える活動に取り組む、海洋教育アドバイザーの森遼太さん。

児童は、大分県から届いたチダイやクロサバフグなどを実際に触りながら、魚の種類によって表面の触り心地が違うことや、口の中をのぞいて歯の鋭さなどを観察しました。

森さんは、地球温暖化の影響で大分県臼杵市の海の水温が上昇し、これまでは見られなかった魚が南下して、元々、生息する魚を食べてしまうことや、漁獲量が多かったタチウオが2003年をピークに減少傾向にあるなど海の課題を伝えました。

参加した児童たちからは「色々な種類の魚がいることが分かったので興味が沸いた」や「水族館に行くことはあったが、触る機会がなかったので本当によかった」の声が挙がりました。

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