海のない埼玉県で、魚介類の養殖方法を学ぶ講演会が久喜市で開かれました。
講演会の講師を務めたのは、岩手県の一関工業高等専門学校・未来創造工学科の渡辺崇准教授です。
テーマは「魚介類は『とる』から『つくる』」。
海のない埼玉県で養殖する方法を講演しました!
講演の中で、渡辺准教授は2000年以降、日本の総漁獲量のうち養殖が占める割合は25%前後で推移しているのに対し、世界は50%を超えていて「とる」よりも「つくる」が定着していると指摘しました。
そして、飼育に使用した水を浄化して再利用し魚介類を育てる「閉鎖循環式陸上養殖」を紹介し、海がなくてもウニやアワビなどを養殖できると説明しました!
この養殖方法を実践できれば、埼玉でも魚やウニなどの養殖が可能になるのです!!
しかし、この養殖法は水温の管理などの運用コストが高く、現在はあまり定着していません。 このため、一関高専と久喜市にある天然温泉の「なごみの湯」は、DX技術を使った水温管理システムを導入し、低コスト型の「閉鎖循環式陸上養殖」によるウニの養殖事業を計画しているといいます!DX技術で養殖なんて、素敵すぎます
来年9月に、青森県八戸市から仕入れた6000個のウニの養殖を始め、2か月後には都内を中心に販売する予定だということです!
埼玉で育ったウニを食べられる日も近いとのことですね
イベント名 | 「海なし埼玉」でも魚介類の養殖が可能に?!久喜市で講演会✨ |