2024年元日に発生した能登半島地震で甚大な被害を受けた「輪島朝市」は、現地での再開を目指して、現在は全国各地に出張して、朝市を開いています。
2024年12月6日、さいたま市でも出張朝市が開かれました。
輪島市の「朝市通り」は、能登半島地震で大規模な火災が起き多くの店舗が焼失したため、今も再開のめどが立っていません。6日から始まったさいたま市の「出張輪島朝市」には、輪島市から13店舗と、埼玉県内で輪島に関連した商品を販売する8つの店舗が参加しました。
会場には、能登半島沖で水揚げし、現地から直送された海産物や、伝統工芸の輪島塗の箸やお椀などが並びました。
また、輪島港で水揚げされたズワイガニの「カニ汁」を300円で販売、1杯あたり100円が、輪島朝市の復興支援として、寄付されるとのことです。
輪島市朝市組合の冨永長毅組合長は「この火を消さないように800年くらいの歴史があるといわれている朝市なので、私たちのところで絶やさないように、これからも一日一日頑張っていきたいと思います」と語ってくれました。