レポート
2019.02.23

“かいぼり”考えるシンポジウム

植物プランクトンの一種「アオコ」の大量発生により、異臭や生態系の変化が問題となっていた上尾丸山公園内の池で、

来年度、池の水をすべて抜く「かいぼり」を行うことになりました。

「かいぼり」の実施を前に、市民などにその有効性を知ってもらおうというシンポジウムが今月11日、上尾市内で開かれました。

シンポジウムには、市内外からおよそ90人が参加し、市の担当者が上尾丸山公園内の「大池」の現状を説明しました。

1978年=昭和53年に作られた「大池」はこれまで一度も池の水を抜いたことがありません。

7年ほど前から植物プランクトンの一種「アオコ」が大量に発生するようになり、夏になると池は緑色に濁り、異臭がするということです。

市の担当者は、行政・市民が協働で行う「市民参加型のかいぼり」を目指すとし、ことし夏ごろにボランティアの募集を開始すると発表しました。

続いて、千葉県立中央博物館で生態学などを専門とする林紀男研究員が、

「かいぼりはお祭りのようなものではない。人間を含めたさまざまな生物の『賑わい』をもたらすために行うべきもの」と話し、

かいぼりを行う有効性や意義を強調しました。

 

イベント詳細

イベント名“かいぼり”考えるシンポジウム

レポーター紹介

海と日本プロジェクトin埼玉県実行委員会

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