「どこに、どんな、どれくらいのごみが捨てられているのかが、分かればポイ捨てごみの削減対策を行える!」この考えから、ごみ収集車に設置されたドライブレコーダーとAIを活用した新たなシステムを構築しようと奮闘する企業があります。
廃棄物の収集や運搬事業などを行う、埼玉県川越市の株式会社山一商事です。
山一商事では、今年から、ポイ捨て調査サービス「タカノメ」を運営する都内の株式会社ピリカと共同で、ポイ捨てごみの分布図を作成しはじめました!
これまで、ごみの分布調査は、調査員が徒歩でスマートフォンを使って撮影した動画をAIで分析する方法で行われていました。しかし、これではコストと労力の両面で調査範囲が限定されてしまいます…
そこで、山一商事は、毎日のように埼玉や東京を中心に関東圏の広い範囲を走行するごみ収集車のドライブレコーダーの映像をピリカに提供し、ごみの分布調査に役立ててもらおうと考えたのです!
ごみ収集車によって集められた莫大の映像を、ピリカのポイ捨て調査サービス「タカノメ」の技術で解析し、路上に散乱するごみの分布図を作ります。
AIには、さまざまな種類のごみの映像を覚えさせているため、映像を読みとるだけで、路上に散乱するごみがペットボトルか、カンか、紙くずなのかを瞬時に判断することができます。
山一商事とピリカは、将来的に同業他社をはじめとする、あらゆる車両を扱う企業の賛同と参加を呼びかけ、日本全国、世界各国のポイ捨てごみ分布の計測が可能な『ごみのアメダス』の構築を目指します!
イベント名 | ごみ収集車のドラレコを活用し、ポイ捨てごみの『見える化』を目指す! |