県北東部に位置する加須市
利根川の河川敷を泳ぐジャンボこいのぼりや手打ちうどんが有名な地域です。
そんな加須市の大利根地域にある「お花が池」は複数の希少生物が生息する市内でも貴重な池です。
きのう、お花が池で、県生態系保護協会による環境学習会が開かれ、
地元の加須市立元和小学校の5年生の児童26人が参加しました!
ほぼ自然のままの姿が残されている「お花が池」ですが、
近年、人の手によって持ち込まれた外来生物が多く生息しています。
児童たちは池に生息する外来生物の捕獲を通して、地元に残された自然環境を知るとともに、
生態系を守ること、
そして、自分たちにできることは何かを考えます。
事前に仕掛けた網を引き揚げると、中には大きなライギョや
人にも危害を加えかねない危険なカミツキガメなどの外来生物が次々と見つかりました。
これには、児童たちもびっくり!驚きの声をあげていました。
捕獲された生きものを観察する児童たちに、今回の学習会で講師を務めた県生態系保護協会の青木正枝さんは、「外来生物は人間の都合で持ち込まれ、処分されている」と話し、動物を飼育することの責任と命の大切さ、そして生態系を守ることの重要性を伝えていました。
児童たちからは、「身近な池に危険な外来生物がいて驚いた」「在来種を守ること、外来種を守ること、この2つをどうしたらできるのか、考えていきたい」などの感想が聞かれました。
「外来生物」をテーマとした今回の学習会を通して、身近な池や川の生態系を考えることが、未来の環境保全につながるのかもしれません!
イベント名 | 小学生が「お花が池」の生態を学ぶ!埼玉県加須市 |