江戸時代に川越藩によって開拓が進められた
三富新田に伝わる日本農業遺産の「落ち葉堆肥農法」の世界農業遺産への申請承認に向けた
現地調査が、26日、三芳町などで実施されました。
「武蔵野の落ち葉堆肥農法」は、
平地林の落ち葉を堆肥として利用するという
三富新田におよそ360年伝わる伝統的な農法で、
現在でも三芳町や所沢市などで採用されています。
世界農業遺産等専門会議の委員は、はじめに、
落ち葉堆肥農法が農産物の多様化や希少種の維持・保存につながっていることや、
クヌギやコナラなどの落葉樹を植えて人工林を造成したことなどの説明を
受けました。
このあと町立上富小学校の屋上に上り、
屋敷地・耕地・平地林に分かれた三富新田の特徴について視察しました。
また、かつての寺子屋・旧島田家住宅では、
落ち葉拾いに使われるクマデやハチホンバサミについて説明を受け、
紅東や紅はるかなどのサツマイモを試食しました。
世界農業遺産への申請承認は、来年1月、
農林水産省で行われるプレゼンテーションを経て来年2月に決定されます。
イベント名 | 三富新田の日本農業遺産 世界農業遺産承認に向け現地調査 |