レポート
2025.10.30

埼玉スタッフ中村 『マハゼ調査隊』レポート🌊前編

一般社団法人海と日本プロジェクト in 埼玉県が2025年8月6日(水)~7日(木)におこなった小学生の体験学習イベント「埼玉マハゼ調査隊」について スタッフとして参加させていただきました中村です。

 

イベントを振り返りつつ、感想を交えながら、子どもたちだけでなく、スタッフとして海について感じたこと考えたことを書かせてもらえればと思います!

 

 

暑さ真っ只中の8月頭…

 

最初の学習をおこなうテレビ埼玉に集まった小学生の皆さん。最初はすこし人見知り・静かなムードもあり、大丈夫かなと思っておりましたが… 要らぬ心配だったと、すぐ判明しました(笑)

 

会場では、まず初めにみんなで自己紹介。好きな魚を答える場面では、サメとかタイやサーモン(子どもが好きな寿司ネタ)など答えるのかなと思ってましたが、イカやマンボウなどなど更に細かい魚種を指定する子もおり、その詳しさに驚きました!

 

自己紹介の後に、東海大学秋山教授から魚種についての学習時間。真剣なまなざしで、話に集中している姿が印象的でした。実際の川に棲むお魚を見ながらの授業。そのお魚、前々日にスタッフ数名で釣ってきたんだよ~と心の中で叫びつつ…

 

「マハゼ」と「気象」について

 

秋山教授からの講義の後に、会場を移動して豊海おさかなミュージアムで今回主役の「マハゼ」と魚たちの環境変化という点で「気象」について学習しました。

 

私自身、正直「マハゼ」と聞いても、当初はピンとこない(ハゼってドジョウみたいな??認識)でしたが、子どもたちと一緒に学習する中で「マハゼ」やマハゼを含む魚を取り巻く環境や「気象」についての理解を深めました。

いよいよ「ハゼ釣りレクチャー」

 

1泊2日のマハゼ調査隊。みんなで泊まるホテルに移動後にも、2日目のマハゼ釣りに向けた「マハゼの釣り方」を マルキユーさんの監修のもとレクチャーを受けました。いよいよ明日はマハゼ釣り!と寝る前なのに興奮してしまった子もいたかもしれません。竿を振るイメージで練習している子もいて、ワクワク度の高まりを感じました!

 

海との繋がり

 

イベントの道中で参加した子どもたちに魚への興味のきっかけや関わりを聞いてみると「家族で釣りに行く」「水族館によく行く」など 魚・海・川との繋がりが見えてきました。特に魚に詳しい子に「何でそんなに知っているの?」と聞くとYouTubeで見た!と言っていたのが印象的でした。

 

そんな子どもと海の繋がりですが、日本財団が2024年におこなった第4回 「海と日本人」に関する意識調査によると10代の4人に1人は「海に親しみを感じない」という調査結果だったとのことです。夏場の海水浴はクラゲや波に流されて…など自然だからこその危険もあり、そういったリスクの少ないプールに行こうと変化していることも調査結果に影響しているのかなと思います。

しかし、海や川から離れていても お寿司、お刺身、たこ焼きなど食生活では密接に関わっていると思います。食べ物に限って言えば、産地や期限の偽装・農薬の問題などは度々ニュースで取り上げられているものの、海産物やとりわけ海について大々的に取り上げられることは少ない印象です。身近な食文化から魚や貝などの生き物や海について考える。大人にとってもそういった機会が必要なのではないかと感じました。特に今回の「マハゼ」は江戸の食文化にも関わっており、先人から紡いできた食文化(歴史)を後世に遺していくためにも、源流である海や川について触れる・考えることが大切だと感じました。

次回は「埼玉マハゼ調査隊」の2日目を振り返りながら、そこで感じたことも書いていきたいと思います!

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