埼玉スタッフ 『マハゼ調査隊』ブログリレー
一般社団法人海と日本プロジェクト in 埼玉県が2025年8月6日(水)~7日(木)におこなった小学生の体験学習イベント「埼玉マハゼ調査隊」について スタッフとして参加させていただきました中村です。
イベントについて感想を交えながら、振り返り、子どもたちだけでなく、スタッフとして海について感じたこと考えたことを書かせてもらえればと思います!
目的の「マハゼ」を釣りに、いざ行かん!と早朝からバスで移動。
都内は江東区の河川から屋形船富士見様の船でハゼの釣れるポイントに向かいました。
参加した子どもたちの多くは初めての屋形船となりました。
子どもたちも船に乗って、これから釣りに行くぞ!と意気込み高々。
あいにくの曇り空も関係なく、興奮度MAXでした。
屋形船の上から竿を出して、いざハゼ釣り。
最初こそ釣れるのに時間がかかりましたが
最初の1人が釣れると、あれよあれよという間にハゼが釣れだしました。
ハゼが餌にかかった時のピクッとした感触から釣りあげるときの高揚感。
その場で釣果を伝えたくて仕方のない様子からも
楽しくて仕方がないことが伝わってきました!
楽しい時間はあっという間に過ぎ、そのまま屋形船でお昼ごはん。
メニューにはハゼの唐揚げが出てきました!
釣り体験から食事までハゼを知って、味わう…
貴重な経験になったかと思います!
食事の後は、JR潮見駅近くで船が止まり、近くの施設で2日間の振り返りを行いました。
振り返り学習の最後に参加した子どもたちに「私が考えた理想の海」を描いてもらいました。
描いた作品には共通して「ごみが少ない」「赤潮にならない」「魚がたくさん住める」など
学習したことが伝わるイラストとコメントが多く挿入されていました。
まさに2日間の学びの成果が詰まった作品となっていました。
魚の生態を知る。その魚が住む環境を知ると、おのずと私たち人間の活動が海や川などの生態系に影響を及ぼしていることが改めて分かりました。
では、どうすれば海の生き物を取り巻く環境を改善していけるのか。
大人でも壮大なテーマに感じますが、参加した小学生の皆さんは、自分なりにどうすればいいかを考えていました。
今回のハゼ釣りは都内で行いました。
ビルが立ち並ぶ都心の河川で「釣りが出来るんだ!しかも釣れるんだ!」と驚きました。
江戸時代はそれが当たり前だったことを知ると、小学生でも楽しめるハゼ釣りという文化が無くならないようにしたいと思いました。そのために何ができるか…
イベントの終わりにそんなことを考えながら、ボーっとしていると…
参加した小学生から「笑顔じゃないよ」と注意を受けました…(笑)
学習する・考えることも大切ですが、面白い・楽しいと思えるかどうかも大事ですよね。
海や川といった自然と共生しつつ、誰でも楽しめる文化を残すためにも…
自ら楽しんで、その体験を伝えることが大切だったりするのではないでしょうか。