レポート
2021.12.09

埼玉県に海はないが、海に繋がる川がある!!~豊かな水源・利根川~

忍城成田軍の足軽あおでございます。

我らが居城・忍城を有する行田市には6つの河川があるのですが…

その中でも、特に我らの生活に欠かせない川が『利根川』でございます。

利根川は飲料水の水源!

その理由は、ずばり!

飲料水の水源である事!!

埼玉県内のみならず、東京都の一部や首都圏地域の水道水は利根川の水が使われているのです!

行田市と群馬県千代田町の間に架かる武蔵大橋。

そこには利根大堰という堰があり、その堰から利根川の水が取水されておりまする。

こちらが利根大堰!

堰で取水された後は、

・武蔵水路

・見沼代用水

・埼玉用水路

・邑楽用水路

と4つの水路に送られ、それぞれ農業用水や工業用水・飲料水へと活用されるという訳でございます。

少し余談を…

余談ではございますが

武蔵水路と見沼代用水はとても珍しい造りになっているのでご注目いただきたい。

武蔵水路と見沼代用水について…

一見わかりづらいのですが、武蔵水路が見沼代用水の下をくぐり抜ける立体交差になっているのです!!

この様子は忍城おもてなし甲冑隊

公式YouTubeチャンネルでもご覧いただけます!

『GKK46』其之九

 

また、利根川はサケが遡上する一番南の川という事はご存知でしょうか?

サケは生まれた川の匂いを覚えていると言われております。一度、海へ出て大海原を回遊した後、その匂いを辿って生まれ故郷に帰って来るのです。

河口から約154km離れた利根大堰でも、毎年多くのサケが遡上して来ておりまする。

利根大堰にある『大堰自然の観察室』では、

運が良ければ遡上するサケの姿を実際にご覧いただけますよ!(10月下旬~12月中旬まで)

※現在は感染症対策のため閉鎖されております

 

サケの遡上で海とのつながりを感じて!

そして、サケの生態を知っていただくため、

独立行政法人水資源機構利根導水総合事務所が主催となり、地元の小学生と共に、鮭の卵を採取→孵化→育った稚魚を放流

といった活動も行っておりまする。

 

川は我々人間だけでなく、そこに生息する生きものたちにとってもなくてはならないもの。

海がない埼玉県にできることは、海につながる川を守ること。

それは自分たちの生活を守ることにも繋がってくるのだと思いまする。

これからも『海と日本プロジェクト』を通し、

多くの方が海や川を大切にしてくださることを願っておりまする!

イベント詳細

イベント名埼玉県に海はないが、海に繋がる川がある!!~豊かな水源・利根川~

レポーター紹介

足軽あお

行田市観光PR隊「忍城おもてなし甲冑隊」
武将、姫を支える縁の下の力持ち

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