埼玉県に住む高校生たちに、身近な環境について興味を持ってもらうために体験活動が8月から4か月間に渡り実施されました。
この体験学習は、海と日本プロジェクトin埼玉県も協力しているんですよ!
全4回の体験活動を通じて、高校生たちが何を学び、何を考えたのか…。
この活動は、体験を通して、埼玉県の高校生たちに『農業』・『環境』・『自然』 への理解を深め、埼玉県環境科学国際センター等が取り組む環境に関する先端技術を体験し 、環境問題への興味・関心を高め 進路選択の一助とすることを目的に実施されました。
主なスケジュールは…
第1回:ダムを学ぶ!(荒川・上流)
第2 日:埼玉大学 で分析実験(荒川・中流)
第3日:三ツ又沼ビオトープから学ぶ環境(荒川・中流)
第4日:いざ!東京湾へ!クルージング実習(荒川・下流)
海と日本プロジェクトin埼玉県では、第4回目の授業(11月13日)を密着取材!
私たちが暮らす埼玉県を代表する荒川が流れ着くのは…
そう!「東京湾」です!!
この日は、川口市付近から船に乗り込み荒川を下り東京湾を目指します。
今回の乗船実習では、上流と下流のそれぞれの水質検査も行い、水質(CODやphなど)の変化を比較。さらには、15キロのクルージングでいくつのプラスチックゴミを目視で確認できるかなどの調査を行います。
これらの観測を通じて川と海とのつながりを学びますよ。
それぞれのポイントで採水をした参加者たち。
取った水、見た目には大きな違いはないようですが…どんな結果になるのでしょうかね!
また、河口域ではプランクトンネットを使ったマイクロプラスチック採集も行いました。
下船した参加者たちは、荒川知水資料館へ移動です!
ここで、先ほどの調査報告と全4回の学習のまとめを行います。
乗船中の目視調査の結果報告です。
約2時間(移動距離約15キロ)のクルージング中に目視班が観測したごみの量は…
ペットボトル・・・159個
買い物袋・・・52個
その他(発泡スチロールなど)・・・43個
かなりの量ですね。。。この結果には、環境科学国際センターの研究員・田中先生もビックリです!
この大量のごみが、川の流れとともに東京湾へ流れ着いてしまうのです。
環境への悪影響は言うまでもありません…。
その他、水温やph、CODなどの比較も行い、最後は全4回の学習のまとめです。
参加者たちからは、、、
「荒川を上流から下流まで学ぶとても良い機会だった。私たちの生活と切り離せない川と海をより身近に感じて、環境のことをもっと大切にしたいと思えるようになった」
「他の学校の子たちから自分とは違うたくさんの意見をもらうことができて、自分の興味・関心、知識の幅が広がったと思う」
「今回、自分が体験をしたことで川や海の環境について興味を深めることができたので、このような体験の機会がもっともっとあれば良いと思った」などなど…
たくさんの感想を聞けましたよ。高校生の皆さん、本当にお疲れさまでした!
イベント名 | 山から海へ!上流から下流へ!埼玉の「荒川」を学ぶ「農業・環境・自然」高校生体験活動 |