長さ1609.9メートルで、一般国道が河川を渡る橋では国内最長とされる
「上江橋(かみごうばし)」を紹介します。
一級河川の荒川、入間川に架かり、さいたま市西区と川越市をつないでいる橋です。
現在の上江橋が完成する前の同橋は、1977年に2車線で開通しました。
その後、1987年から4車線化が進められていました。
4車線化の工事が終わり、1997年8月に行われた完成式には、
県選出の代議士、土地の提供者ら約120人が出席。
当時の舟橋功一川越市長らのあいさつ、テープカットのほか、
渡り初めのパレードなどがあったそうです。
橋の南側の河川敷には、橋の「橋脚」が1基残されています。
そばには説明板があり、この橋脚の歴史が紹介されています。
また、橋が住民からの要望を受けた「請願橋」であること、
地域の発展が橋と共にあったことなどが記されています。
近くで橋脚を見ると、その大きさや重厚な造りであるのが伝わってきます。
いくつかひびが入っていたり、中の鉄筋が見えている部分が
年月の経過を教えてくれます。
上江橋を歩いてみると、川風が気持ちよく、空気がすんでいればスカイツリーを眺めることがきます。
橋のおよそ1キロ南には、JR川越線の鉄橋があります。
上江橋から見える電車が鉄橋を渡る姿は、
ゆっくりに感じて時間がゆるやかに流れるひと時でした。
イベント名 | 河川橋としては国内最長 上江橋 |
埼玉をこよなく愛する、埼玉専門の覆面フリーライター。実は生まれ育ちは東京。
愛車の原付バイクで県内をくまなく回り、埼玉のニッチな魅力を日々発掘!
テレビ出演多数。著書【埼玉のアナ 東上沿線 和光-川越編】。