レポート
2020.01.09

珍しい名前の公園 伝承の巨人が由来 

 伝説の巨人「ダイダラボッチ」を知っていますか。
全国各地に伝承があり、地方によっては、「デエダラボッチ」「だいだらぼう」「だいらぼう」などとも呼ばれています。
手をついた時のくぼみがやがて湖になるなど、水にまつわる話もたくさんある巨人です。
 
 

坂戸市の「足跡公園」

さて、埼玉県坂戸市には「足跡公園」という珍しい名前の公園があります。
この公園名もダイダラボッチに由来しています。
 
伝えられている話によると、この周辺にあったくぼ地は昔、ダイダラボッチが通った時の足跡だと伝えられているそうです。
公園はそんな伝説を題材にしています。
 
面白いのは公園の遊具です。
園内にはすべり台があります。
すべり降りた先の砂場は左足の形をしていて、公園名を「足跡公園」としています。
少し離れたところには右足もちゃんとあります。
両足とも指を置き石で表現しているところに工夫を感じます。
 
ちなみに、地名にもダイダラボッチが関係しているところがあります。
さいたま市の「太田窪(だいたくぼ)」や、横瀬町の「芦ケ久保(あしがくぼ)」は、
ダイダラボッチの足跡が由来という説があります。
 

イベント詳細

イベント名珍しい名前の公園 伝承の巨人が由来 

レポーター紹介

サイタマニア イシ★バシ

埼玉をこよなく愛する、埼玉専門の覆面フリーライター。実は生まれ育ちは東京。
愛車の原付バイクで県内をくまなく回り、埼玉のニッチな魅力を日々発掘!
テレビ出演多数。
著書【埼玉のアナ 東上沿線 和光-川越編】。

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