国連が掲げる「持続可能な開発目標」(=SDGsの視点)を取り入れ、誰一人取り残されない社会を目指す、
「埼玉版SDGs」の実現に向け、県は官民連携の場を設けています。
23日、さいたま市内で1回目のシンポジウムが開かれました。
「埼玉版SDGs」は、「貧困をなくす」など2030年までの達成に向けて
取り組むべき17の国際目標を県の施策と結びつけて達成を目指すもので、
実現は大野知事の公約の一つです。
「埼玉版SDGs」を推し進めるため
県が9月に設立した「SDGs官民連携プラットフォーム」には
287の企業・団体が入会しています。
23日のシンポジウムには600人が参加し、
深谷市出身の実業家渋沢栄一のひ孫の子=玄孫でSDGsに関連した著書がある渋澤健さんが講演しました。
渋沢栄一は著書「論語と算盤」で
「一人が大富豪になっても、社会の多数が貧困に陥るようであれば
その幸福は継続されない」と説いています。
渋澤さんは
「渋沢栄一の世の中を俯瞰したような思想はSDGsにつながると考えている。
このプラットフォームも俯瞰することで見える
新たな視点で気づきを得ることが必要」とエールを送りました。
イベント名 | 埼玉版SDGs実現に向けシンポジウム/さいたま市 |