“海はなくても川がある”。
「海なし県」の埼玉で、海がないことをいじるとそう言い返す県民がいるとか。
「苦しまぎれの言い訳だろ!」
そう思うかもしれませんが、これにはきちんとしたデータがあります。
埼玉県には荒川と利根川の二大河川をはじめ、入間川、中川、綾瀬川などたくさんの川が流れています。
そのことから県土に占める河川面積の割合は3・9%で「全国一」。埼玉はまさに「川の国」なのです。
さて、川に必ずあるのが「橋」です。
「川の国」埼玉には川の数と同じくたくさんの橋があります。
今回は県内にある橋の中でも、珍しい名前の橋などちょっと変わった橋を紹介します。
埼玉県草加市には、「男女土(おめど)橋」という変わった名前の橋があります。
「男」「女」の文字が出てくると、男女の情にまつわる裏話が隠れていそうな気がするのは私だけでしょうか(笑)。
橋に関する詳細な資料はないため、はっきりしたことは分かりませんでしたが、現在の橋は昭和60年に架橋されたものです。
橋は昔からあり、大正末期から昭和初期のころに架け替えがあったようで、「男女土」という名前も架け替えたころから使われるようになったらしいです。
この名前が使われることになった理由もはっきりしませんでした。
「男女土」は信号の交差点やバス停の名前にもなっていて、多くの車や通行人が毎日行き交っています。
イベント名 | 埼玉県は「川の国」、河川面積は全国一 |
埼玉をこよなく愛する、埼玉専門の覆面フリーライター。実は生まれ育ちは東京。
愛車の原付バイクで県内をくまなく回り、埼玉のニッチな魅力を日々発掘!
テレビ出演多数。
著書【埼玉のアナ 東上沿線 和光-川越編】。